アウトプットする勇気

インプットが重要だと言うのは誰しもが認めるところで、インプットによって学習がスタートしますが、その効果はアウトプットによって検証され、効果的なフィードバックを得ることができます。つまり、アウトプットも同様にとても重要だということです。

 

インタラクション仮説という説があり、これによると学習者はインプットした情報を利用して目標言語での「意味交渉」をおこなうことでさらなるインプットを促すことができるとしています。

要するに、実際に英語を使ってコミュニケーションをとりましょう。それで正解不正解の雰囲気を感じ取り、正しいインプットへとつなげましょう、という学習です。

 

また、インタラクション仮説における意味交渉だけに限らず、1人で音読や英作文をしてもアウトプットとなります。言語習得で誰しもが必ず通る道として以下があります:

暗記(限定的な言語使用)

規則抽出(創造的な言語使用、過度の一般化)

規則学習+習熟(柔軟な言語使用)

 

これは「暗記して確実な文をアウトプットする」から始まり、「自分でインプットした情報を組み合わせてアウトプットする」を経て、「より自然なアウトプット」へとつながる流れです。

そして、自分で組み合わせる段階で必ずミスが発生します。これはどうしようもないことです。

 

人はミスを繰り返しながら自然なアウトプットへ至るのです。ミスを恐れずアウトプットする勇気が英語習得に必要だということですね。